「数馬居合伝2」

北添数馬と申します。令和から江戸時代に行ってしまい、居合で江戸時代を生きていく物語です。

2024-01-08から1日間の記事一覧

(2)鵜飼道場

数馬が治療をした鵜飼孫六は、鵜飼道場の師範であった。五十歳ぐらいの小柄で頑強そうな武士である。鵜飼が数馬のことを門人に紹介する。「こちら、北添数馬どのだ。私を治療した恩人だ。みんな宜しく頼む」十人ほどの門弟が「応!」と応える。師範代が、「…